中村逸郎氏 プーチン氏の健康不安、甲状腺がん説に「フェイクでなく事実に基づいた報道をしていると思う」

[ 2022年4月5日 15:59 ]

ロシアのプーチン大統領(AP)
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が5日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演。ロシアのプーチン大統領の健康問題に言及した。

 番組では、ロシアの独立系メディア「プロエクト」が、プーチン氏が甲状腺に何らかの病気を抱えているという可能性を指摘したとし、2016~20年の4年間で、がんを含む甲状腺の専門医が59回、甲状腺がんの専門医が35回、プーチン氏の別荘を訪れたことなどを報じた。中村氏は、この報道の信ぴょう性について「詳しく報じているので単なるフェイクではなく、事実に基づいた報道をしていると思う」と指摘。「1番最初に健康不安説が出てきたのは、2012年の11月だったんですね。ロシアのかつての革命記念日、今は統一ロシアの記念日となっていますけども、そこに現れたプーチン大統領が何か足を引きずっているようだということで、そこからプーチン大統領の健康不安説が出てきたんですね」と説明した。

 その上で「今回のロシアのウクライナ侵攻は、プーチン大統領は元々2014年頃から計画していたと言われているわけなんですね。そうした中で、自分の年も今年70歳ですので、体力、気力の衰え、そしていくつかの複合的な病気も加わって、最後自分が欧米に対して復讐心を晴らしてやる、復讐してやるという思い、野望というものが健康とか考えて、前倒しで今回実施されて、動き出したという風に考えられます」と自身の考えを述べた。

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2022年4月5日のニュース