高橋克実「ショムニ」時代に戸田恵子から金言？「演技固める前に髪を」　あだ名は「ジッポ刑事」に

高橋克実
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　俳優・高橋克実（60）が8日、フジテレビ系「ノンストップ！」（月～金曜前9・50）にゲスト出演し、頭髪にまつわる苦笑いの思い出を語った。

　高橋は、人気ドラマ「ショムニ」シリーズで共演した戸田恵子から指摘されたエピソードを披露した。それは「演技を固める前に髪を固めて」という一見、金言じみたメッセージだった。

　劇中で人事部の寺崎部長を演じた高橋は、戸田らが在籍していた庶務二課（ショムニ）と敵対する場面が多かった。当時はまだトレードマークになったツルツル頭ではなく、髪を右から逆サイドにまで寄せ、ヘアスプレーでカッチリ固めたバーコード頭で出演していた。

　ところが、髪形がしっかり固まっていない時があったという。「ロケで、ものすごい強風の熱海でやってたんですけど、台風の翌日で天気がめちゃくちゃ良かったんですけど、風が強くて」。高橋は部下役の故・伊藤俊人さんと綿密に演技の相談をしていたが、その際に強風が吹き、髪形が乱れたという。「向こう側にショムニの皆さんが立っている時に、こっちが怒っているのに、髪がパカパカパカパカ風で動くから、戸田さんがせりふ言えないんですよ。おかしくて」。まともに演技ができなくなってしまった戸田から、「あんたたちね、特にあなた（高橋）。芝居を固める前に、髪が動いて、こっち気になってしょうがないから…」と言われたことを明かした。

　髪がパカパカ動く様子が、ジッポーライターのふたに見えたという。高橋は「『これからジッポってあだ名にしよう』と。『若い新人刑事の役が来たら、ジッポ刑事で』」と戸田にいじられたことを明かし、スタジオを笑いに包んでいた。