「鑑定団」で歴史的発見!鑑定額1200万円 謎の切腹につながる「千利休の書簡」は本物だった!

[ 2022年3月8日 21:52 ]

8日放送の「開運!なんでも鑑定団」に「千利休の書簡」が登場し、司会の今田耕司も目を丸くした(C)テレビ東京
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 「鑑定団」で歴史的大発見!テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」(火曜後8・54)が8日に放送され、お宝として安土桃山時代の大茶人・千利休の書簡が登場。謎に包まれた利休の切腹につながる“驚きの内容”が記された超お宝は鑑定の結果、利休本人のものと鑑定され、鑑定額は1200万円。スタジオは驚きに包まれた。

 “衝撃のお宝”登場に、司会の今田耕司は最初は「いやいやいやいやいや、ビッグネームすぎですね!」と全く信じていない様子。しかし、利休が切腹を命じられた諸説の中に、この手紙の内容につながるものがあると知ると「内容が、本当に利休が書いたものじゃないですか!」と目を丸くした。

 今回鑑定したお宝「千利休の書簡」には、晩年の利休が知人のために貴重な茶道具の用立てをお願いする内容が記されていることが判明。「利休が目利きをしたものであれば欲しい」という人がいる状況がよく分かる手紙。本物なら「不当な高値で茶道具を売買していた」という利休切腹の理由につながる。

 依頼人の希望額は100万円。しかし予想をはるかに上回る鑑定額が飛び出した。1200万円。驚きの表情を見せた今田。スタジオの鑑定人も興奮を抑えるように「私がこれまで見てきた利休の手紙の中でも、もっとも出来栄えのいい手紙だと思います」と評した。

 依頼人は5年前、骨董好きの父が遺し、それを7万円かけて表装し直した「松尾芭蕉直筆の句」で出張鑑定に出演した歯科医師。しかし、真っ赤な偽物となり、鑑定額はまさかの1000円。放送後、周囲から冷やかされたという。父と自分の名誉挽回のため、父が遺した「千利休の書簡」で“千円センセイ”(今田)は見事にリベンジを果たした。

 同局の水野亮太プロデューサーは「最後に鑑定額が出た瞬間、身震いするほど驚きました」と語っていた。

 鑑定団では過去にも国宝級のお宝を発見。2016年12月20日放送の同番組では、世界に3点しかないとされる「曜変天目(ようへんてんもく)茶碗」とみられる陶器が、新たに見つかった。番組に出演した古美術鑑定家の中島誠之助さんが「曜変天目に間違いない」とし、2500万円の鑑定額をつけた。現存する3点はいずれも国宝に指定されている。徳島県のラーメン店経営の男性が番組に鑑定を依頼。大工をしていた男性の曽祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際、買い受けた骨董品に交ざっていたらしい。放送後には真贋論争が起こるなど大きな注目を集めた。

 ほかにも同番組で発見されてきた高額のお宝には、鑑定額4000万円の坂本龍馬の手紙2通、同3000万円の巨匠レオナール・フジタが描いた「日本のモナ・リザ」と称賛された絵、日本最古の郵便物、同1億5000万円のマリリン・モンローが身に着けたイエローダイヤモンドなどがある。

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