十津川警部役・船越英一郎が西村京太郎さん追悼「トラベルミステリーを確立…そのおかげで今日の私がある」

[ 2022年3月6日 17:00 ]

船越英一郎
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 トラベルミステリーの第一人者として知られる作家の西村京太郎(にしむら・きょうたろう、本名矢島喜八郎=やじま・きはちろう)さんが3日午後5時5分、肝臓がんのため神奈川県湯河原町の病院で死去した。91歳。東京都出身。西村さんが生んだ十津川警部役を演じた俳優の船越英一郎(61)が6日、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

 船越はテレビ東京系のドラマシリーズ「十津川警部の事件簿」で十津川省三警部役を演じたほか、西村さん原作の数々の2時間ドラマにも出演。「十津川警部シリーズをはじめ数多の作品でお世話になりました。サスペンスドラマに『トラベルミステリー』というジャンルを確立された偉業のおかげで、今日の私があるといっても過言ではありません」と悼んだ。

 「『君の芝居には刑事である前に人間が見える』と言って頂いたお言葉は私の糧であり宝物です」と西村さんからかけられた言葉を明かし、「十津川警部を演じさせて頂くにあたりコロナ禍の為、湯河原のご自宅へご挨拶に伺えなかったことが残念でなりません。感謝を込めて、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と結んだ。

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2022年3月6日のニュース