作家の西村賢太さんが死去、54歳 11年に「苦役列車」で芥川賞

[ 2022年2月5日 14:07 ]

急逝した西村賢太さん
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 破滅型の私小説で知られる芥川賞作家の西村賢太(にしむら・けんた)さんが5日朝、東京都内の病院で死去した。54歳。東京都出身。

 中学卒業後、アルバイトで生計を立てながら小説を執筆。2007年に「暗渠の宿」で野間文芸新人賞、11年に「苦役列車」で芥川賞を受けた。受賞決定後の記者会見での破天荒な発言が注目され、同作はベストセラーに。他の著書に「小銭をかぞえる」「どうで死ぬ身の一踊り」など。

 大正時代に活動した作家藤沢清造に心酔し、小説集出版に尽力した。

 関係者によると、4日夜、タクシー乗車中に意識を失い病院に搬送されていた。

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