渋谷ザニー氏 漫画「ネタバレサイト」摘発に「氷山の一角…これをきっかけに歯止めに」

[ 2022年2月4日 11:33 ]

フジテレビ社屋
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 ミャンマー出身で8歳の時に日本に亡命したデザイナーで国連UNHCR協会広報委員の渋谷ザニー氏が4日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。漫画のセリフや作品の内容を無断で掲載したインターネット上のいわゆる「ネタバレサイト」を巡り、福岡県警が3日に、著作権法違反容疑で東京都内の運営法人と金沢市在住の男性会社役員(44)を書類送検したことに言及した。

 県警によると「引用の範囲で、編集した自分に著作権があると思った」と供述している。書類送検容疑は2020年5月、小学館のアプリで連載されている漫画「ケンガンオメガ」のセリフや登場人物の名前を使ったテキストデータや漫画のこまの画像などを、サイト上に無断で掲載した疑い。小学館や同社代理人の中島博之弁護士によると、掲載したサイトは「漫画ル ~無料漫画感想ネタバレビュー」。漫画のテキストデータを抜き出した無断掲載サイトは300以上確認されているが、警察による摘発は今回が初めて。

 ザニー氏は、「今、世界を席巻している日本のソフトというと漫画、アニメ」と言い、「その中で日本国民がこれを自分たちの宝、世界に対する財産だと理解していかないといけないと思う」と指摘。そして「僕もファッションデザイナーである種のクリエーターなわけですけど、その精神にかかるストレスというものは、生み出す作品に影響してしまう」と言い、「よりファンであれば、または顧客であれば、なおさら次の作品を生み出す1つのエネルギーに寄り添っていただかないと、より良いものが世界に発信できなくなっていくわけです」と説明。その上で「だから単なるその場の楽しみだけではなくて、大きな影響を与える」とし、「もしもこれが公正なルートであれば、大変な経済効果を生み出すツールであるわけなので非常に残念な結果であると思います。なので、積極的に警察を含めて…これは氷山の一角、ユーチューブ含めSNS上にたくさんあります。これをきっかけに1つの歯止めになればなあと考えています」と自身の見解を述べた。

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2022年2月4日のニュース