高岡達之氏 岸田政権のオミクロン対応に苦言「菅さんの時に“遅い”って言われたことを凄く気にしている」

[ 2021年12月25日 11:42 ]

読売テレビ・高岡達之氏

 読売テレビの解説委員長の高岡達之氏(57)が25日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。新型コロナの新たな変異ウイルスであるオミクロン株の急拡大に対する岸田首相の対応に言及した。

 高岡氏は岸田政権の対応について、「菅さんとかの時に“遅い”って言われたことを、今の政権は凄く気にしている気がします。この間の10万円のこともそうなんですけど、現場の段取りとして上がってきたことを、総理のところに行ってからひっくり返すことが多いんです」とコメント。「聞く力だけで留めてりゃいいんですけど、最近は言う力も出てきてですね。『私が広島に帰省するのをやめました』なんて、言う必要はないと思うんです」と口にすると、さらに「内閣総理大臣が『帰省やめました』って言ったら、“そうなの”ってなっちゃうでしょ」と渋い表情を見せた。

 これを受けてMCの「ハイヒール」リンゴが「それを狙ってたんじゃないですか?」と口にすると、高岡氏は「いやいやいや」と不満顔。「“帰省をやめろ”とは言ってないんですよ、正確に言うとね。本人は『やめました』ですけど“慎重に考えてください”と。でも、慎重に考えろって言われたら、世間は行くなってことなのって思うじゃないですか」とキッパリ。「ところが、政府の言い方としては『今は帰省しない』と。尾身さんも『行動規制は今はいらない』と(言っている)」と、岸田首相と政府の見解の“矛盾”を指摘。「だから、前の政権で批判されたからっていうことで、こういう対策を考えていただきたくないなと思う」と繰り返した。

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2021年12月25日のニュース