広瀬章人八段、糸谷哲郎八段下して2勝3敗 リーグ残留へ「可能性が残されている限り頑張る」

[ 2021年11月5日 17:19 ]

糸谷哲郎八段(左)に勝ち、2勝目を挙げた広瀬章人八段(撮影・我満 晴朗)
Photo By スポニチ

 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)東西の将棋会館で挑戦者決定リーグの2局を行い、広瀬章人八段(34)VS糸谷哲郎八段(33)戦は先手の広瀬が81手で勝ち、リーグ成績を2勝3敗とした。

 糸谷の雁木陣形に対し、左美濃に組んだ広瀬は昼食休憩前に攻撃を開始。駒組みの堅さを武器に飛車を切り、代償として挟撃態勢を構築した。「あの辺りは駒損ですが、先手の左美濃の形がいかせそうかなと思っていました」。リードを意識した広瀬は糸谷を早い投了に追い込んだ。

 リーグは永瀬拓矢王座(29)戦(9日)の1局を残すだけ。「3勝3敗でも上位陣の成績がいいので私の見立てでは残留はきつい気がする。でも可能性が残されている限り頑張りたいと思う」と話した。

 開幕4連敗の糸谷はリーグ陥落が決まった。

続きを表示

2021年11月5日のニュース