快楽亭ブラック、先月亡くなった前田五郎さん悼む「気遣いのできる人でした」「100まで生きると」

[ 2021年11月5日 22:07 ]

2018年12月に行われたトークイベントでの(左から)竹内義和氏、前田五郎さん、動楽亭ブラック、大捕一久氏(アワーズルームのYouTubeより)
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 先月17日に79歳で亡くなった元漫才コンビ「コメディNo.1」前田五郎さんを追悼するトークライブ「快楽亭ブラック×竹内義和 屈曲位大放談」が5日、大阪市西区のライブハウス「アワーズルーム」で開催され、落語家・快楽亭ブラック(69)、作家・竹内義和氏(66)がファンとともに故人を偲んだ。

 前田さんは2015年4月から体調を崩す前まで同所で「THE GOROS SHOW」を月1回開催。今年7月18日が最後の舞台となった。会場を運営する大捕一久さん(56)は「毎回、以前より輪を掛けて面白いトークを繰り広げておられました」と肩を落とした。大捕さんが前田さんと電話で最後に話したのは8月13日頃で「しんどい。声が出えへん。入院するわ」との連絡だった。亡くなった10月17日は元々、前田さんのトークショーが開催される予定の日だったという。

 この日は予定を変更しての追悼トーク。竹内氏、ブラックは自称「前田五郎師匠をリサイクルさせた東西のビックボス」。前田さんとの濃いい7年間の付き合いや破天荒なエピソードを、笑いを交えながら披露した。竹内氏は「直情型。でも、頭の切れる人。あれだけのネタを書いてこられた方です。こんなに早く亡くなるなんて、夢にも思ってなかった」と沈痛な表情。ブラックは「ホントに気遣いのできる人でした。100まで生きると思ってた。79歳でも、あんなに元気だったのに」と偲んだ。

 前田さんは、大商大を中退して浅草四郎に弟子入り。来年、芸歴60周年を迎えるにあたって今秋に記念トークショーを行う予定だったがそれも叶わなかった。「お別れ会も開かれないだろうから2人で話して、陽気に送り出したい」と声を揃えた。

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2021年11月5日のニュース