市岡裕子2年ぶり歌唱舞台へ 父・岡八朗さん譲りの話術も披露?コロナ禍耐えたおやじバンド大会盛り上げる

[ 2021年10月16日 20:11 ]

パワフルな歌声と父・岡八朗ゆずりのトークで人気の市岡裕子
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 ゴスペル歌手・市岡裕子が約2年ぶりにステージに帰ってくる。11月7日に大阪城音楽堂(大阪市中央区)で開かれる40歳以上のメンバーで構成されたアマチュアバンド8組が頂点を競う音楽の祭典「Super Oyaji Fes.2021(スーパーおやじフェス)」のオープニングアクトに登場。ゴスペルと、父である吉本新喜劇の看板俳優だった故岡八朗さん譲り?の話術を繰り広げる。

 いくつになっても音楽を愛し楽しむ心を忘れない大人が集う同大会。市岡は、ハレルヤバンドと13人のクワイアを率いて午後1時から1時間のステージを務める。「皆様に元気と希望をお届けしたい」と久々の舞台を楽しみにしている。

 昨年から続くコロナ禍の影響で音楽業界は苦境に喘ぐ。市岡も例外ではなく、「度重なる公演中止や延期、講師を務めるゴスペルレッスンも対面がかなわず全てできなくなった」。日本中、世界中の人々も苦しむ中、「本来なら祈りと希望を歌うゴスペル音楽で人々を励ますのが私の仕事と思ってきたのに、それができず歯がゆい思いでした」という。

 「人生の中で自分たちの力で変えられない事もあるが、心の持ち方は変えられる」と、市岡は言う。「あるがままを受け入れ、できることを精いっぱいする。日々の感謝を忘れない。希望を失わない。そんな事を今回のステージで音楽を通じて伝えたい」と力を込めた。

 同大会も2度の延期を乗り越え、開催にこぎつけた。主催者は「コロナに負けない」をテーマに、再び関西のアマチュア音楽シーンを盛り上げるという思いを強くする。また、「年齢を重ねるにつれ感情を表現する場所が減るが、人生の主人公は何歳になっても自分自身」とし、40代以上が輝き熱くなれる晴れ舞台を提供する。市岡も「何歳になっても夢は諦めないで!」と、オーバー40世代にエールを送った。

 同大会では、ゲストに伝説のバンド「はっぴいえんど」の元メンバーでギタリストの鈴木茂、日本のブラックミュージックシーンにさん然と輝く「NANIWA EXPRESS」「HUMAN SOUL」に在籍した屈指のベーシスト・清水興を迎える。

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