「TOKYO MER」最終回は19・5% 番組最高で有終の美!前回から一気6・0P増 大台肉薄

[ 2021年9月13日 09:00 ]

日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の主演を務めた鈴木亮平(C)TBS
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 俳優の鈴木亮平(38)が主演を務めたTBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(日曜後9・00)の最終回(第11話)が12日に15分拡大で放送され、平均世帯視聴率は19・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。前回から大幅6・0ポイント増で、第7話と第9話の15・0%を4・5ポイント上回り、番組最高を更新。有終の美を飾った。今年の日曜劇場は1月期「天国と地獄」、4月期「ドラゴン桜」と3クール連続ヒットとなった。

 初回14・1%、第2話14・3%、第3話14・4%と好調に推移。東京五輪開幕後も、第4話10・1%、第5話10・8%と2桁をキープした。閉会式と重なった第6話(8月8日)こそ8・4%だったが、第7話は15・0%と大幅アップし、番組最高をマーク。第8話14・5%、第9話15・0%、パラリンピック閉会式(9月5日)と重なった第10話も13・5%。夏ドラマNo.1のヒット作となった。

 個人視聴率は初回8・2%、第2話8・4%、第3話8・5%、第4話5・7%、第5話6・3%、第6話5・0%、第7話9・1%、第8話9・0%、第9話8・9%、第10話7・9%、最終回12・0%と推移した。

 鈴木が同局の看板枠・日曜劇場初主演を務め、「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」などで知られる黒岩勉氏がオリジナル脚本を手掛けた医療ドラマ。コロナ下の医療従事者に勇気を与えるべく、都知事の号令により新設された救命救急のプロフェッショナルによる架空のチーム「TOKYO MER」の奮闘を描いた。「MER」は「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームは最新の医療機器とオペ室を搭載した“動く手術室”専用の大型車両「ERカー」を駆使。事故や災害の現場に急行し、いち早く負傷者に救命処置を施す。

 「待っているだけじゃ、助けられない命がある」――。アクション映画のようなスピード感とスケール感、特撮ドラマのようなヒーロー感とチーム感が視聴者の心をわしづかみに。毎回、極限のオペが行われるスリリングな展開に加え、チーフドクター・喜多見役の鈴木の熱血ぶりや的確な処置、医系技官・音羽役の賀来賢人(32)のツンデレぶりも話題沸騰となった。

 最終回は、最愛の妹・涼香(佐藤栞里)を亡くし、失意のどん底にいる喜多見(鈴木)はMER脱退を告げ、都知事の赤塚(石田ゆり子)は意識不明のまま。音羽(賀来)も大物政治家・天沼(桂文珍)に動きを封じられ、遂にMER解散が決定してしまう。そんな中、エリオット・椿(城田優)による連続爆破テロで東京中が炎上。多くの負傷者が出るが、喜多見も音羽も出動しない。ERカーの使用も禁じられ、MERメンバーは最大のピンチを迎えた。しかし、その時、それぞれの心を震わす「言葉」が響く…という展開だった。

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2021年9月13日のニュース