今田耕司が感涙 「顔の半分失った」少年の成長ぶりに「病気って何なのかなって…」

[ 2021年9月13日 23:03 ]

今田耕司
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 お笑いタレント、今田耕司(55)が13日放送の日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜後9・00)に出演。5年前、同局「24時間テレビ」の企画で出会った少年の成長ぶりに、感涙した。

 番組は横紋筋肉腫という病気で、左目と顔の半分近くを失った塩川利音くん(16)を密着取材。今田は2016年の「24時間テレビ」で彼と交流しており、画面越しに再会を果たすと「うおー」と懐かしそうな表情を浮かべた。塩川くんは「入院してから、いろんな人を助けたいと思った」ことから、看護福祉高等学校に進学したという。

 現在2年生。生徒会委員に立候補・当選し、「ケータイ代を払うため」にラーメン店でアルバイトするなど、暮らしぶりが明らかに。顔を帽子で「隠していた」利音くん。最近は美容室に通い、帽子を外して髪の毛で顔を覆うこともあるそうで、「デメリットをなくすことはできないですけど、どうやって最小限に問題を止められるを考えていて。髪を固めたりするのは帽子を外すって部分でメリット。始めは帽子で仕方ないなと思っていたんですけど、やっぱり成長するにつれて普通の人でありたいな、みたいな。だんだんと考え方も変わってきました」と語った。

 利音くんは「患者だったときの気持ち、考え方を踏まえて患者の気持ちがわかる看護師に僕はなりたい」と、前を見据えた。今田がロボット「Pepper」と“同居”していることについて振られると、「テレビで見たことがあります。それだけ寂しいんだなって思います」と返し、笑わせた。

 スタジオでこの映像を見ていた今田は、利音くんの成長した姿に感激。「病気って何なのかなって…」と言葉を詰まらせ、涙を流した。ハンカチで目元をぬぐいながら「(病気は)ネガティブの根源じゃないですか、それを人の力でこんなポジティブに変えているっていうのは、うれしいわこの成長は」と感慨深げだった。

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2021年9月13日のニュース