与良正男氏 自民党総裁選に「誰が黒幕になるか。キングメーカー争いになっている」

[ 2021年9月5日 14:23 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 毎日新聞論説委員の与良正男氏が5日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。自民党総裁選(17日告示、29日投開票)について言及した。

 総裁選をめぐっては、岸田文雄前政調会長がすでに出馬を表明、河野太郎行政改革担当相が出馬の意向を固め、石破茂元幹事長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が出馬に意欲を見せている。

 与良氏は、「正直言って、現時点では誰が勝つか分かる人はいない」とした上で「1つ指摘しておきたいことがある」と切り出し、名前が挙がっている岸田氏、河野氏、石破氏、高市氏、野田氏よりも安倍晋三前首相、麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博幹事長の争いになっていると指摘。「要するにキングメーカーって言いますけれど、今このコロナの時代に、国民に1番信頼される、国民の声を聞く、国民に信用してもらえるリーダーが必要な時に、リダー争いよりも誰が黒幕になるか、いわゆるキングメーカー争いになっている」と自身の見解を述べた。そして「安倍さんが昨日、高市さんを支援すると言ったのもそういう流れの中で影響力を残しておきたいんだということ」とし、「いずれにしろ、トップ、リーダーを選ぶのではなくて、誰が陰で支配するのか、それが露骨に依然として出ている」と話した。

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2021年9月5日のニュース