舛添要一氏「宣言が狼少年のようになって効果がなければ意味がない」 ワクチン接種の加速化を訴える

[ 2021年7月29日 20:09 ]

舛添要一氏

 元厚労相で前東京都知事の舛添要一氏(72)が29日、自身のツイッターを更新。全国における一日の新型コロナウイルス感染者数が初めて1万人を超え、政府が神奈川、埼玉、千葉、大阪の各府県に緊急事態宣言を出す方針を固めたことを受け「宣言が狼少年のようになって効果がなければ意味がない」とワクチン接種の加速化を訴えた。

 まずは「本日の東京都のコロナ感染者3865人、過去最多を更新。緊急事態宣言の効果も無く、収束する兆しはない。医療の現場は緊迫の度を増している。デルタ株市中感染拡大の今、公衆衛生上は、あまり楽観的なことを行政が吹聴してはならない。感染症対策は、政治的思惑ではなく、データと科学に基づくべきだ」とツイート。

 その後、「今日のコロナ感染者、全国で1万人超。東京3865人、神奈川1164人、埼玉864人、千葉576人、大阪932人、兵庫280人、沖縄392人と多い。政府は埼玉、神奈川、千葉、大阪に緊急事態宣言を発令する方針だ。しかし、宣言が狼少年のようになって効果がなければ意味がない。ワクチン接種の加速化が収束への鍵だ」「政府は、北海道、石川、京都、兵庫、福岡を対象に蔓延防止等重点措置を講じる方針だ。様々な規制に馴れてしまって、緊張感がなくなっている。一方で五輪の熱狂があり、心理的には矛盾だ。夏休みやお盆の帰省もある。人の流れを止めるのは容易ではない。感染が異常に拡大しても、生活は日常のままだ」と連続投稿した。

 東京都は新型コロナウイルス新規感染者が3日連続で過去最多を更新し、29日は3865人の感染者が確認されたことを発表。首都圏では、28日に初めて一日の新規感染者が1000人を超える1051人だった神奈川県は2日連続で過去最多を更新する1164人、埼玉県は過去最多となった28日の869人に次ぐ864人、千葉県は過去最多だった28日の577人に次ぐ576人と発表されている。

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2021年7月29日のニュース