西村担当相、ウガンダ選手団1人陽性に言及「厳しく管理することで感染リスクは抑えられる」

[ 2021年6月20日 19:54 ]

西村康稔経済再生担当相
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 西村康稔経済再生担当相が20日、NHK「日曜討論」(日曜前9・00)に出演し、東京五輪のウガンダ代表選手団の1人が成田空港でのPCR検査で新型コロナウイルス陽性となったことにコメントした。

 ウガンダ選手団は19日に9人で来日。内閣官房や厚生労働省によると、陽性となった1人は英アストラゼネカ製ワクチンを2回接種し、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書も提出していた。現在は日本国内の宿泊療養施設で療養しているという。

 西村氏は東京五輪での感染防止策について「水際対策が重要」とし、「(来日者は)多くの方がワクチンを打って来られていると聞いています。昨日のウガンダの方がどうだったか今の段階で承知はしていないんですけれども」と言及。続けて「入国前の現地での検査、そして入国した時の検査、毎日検査を受けることになっているので、その中で昨日は陽性者が分かったということですから、対応がきちんと機能しているということだと思います」と話した。

 そして「引き続き毎日検査を受けていただいて、かつ行動は完全に泡(バブル)の中でしか動けない、位置情報も提供していただく、厳しく管理をすることで感染リスクは抑えられるものと考えている」と続けた。

 西村氏はまた、ワクチン接種が今後「1日100万回程度は実現してくる」と見通しを語り、「かなり状況は変わってくる。重症者はワクチン接種である程度抑えられるというシミュレーションも出てきている」とワクチンの効果に期待。それでも五輪期間中に感染が拡大して医療提供体制が悪化した場合には「国民の皆さんの命を守るために必要となれば、ちゅうちょなく機動的に発動するということになります」と五輪期間中に緊急事態宣言を発令する可能性に言及。その場合、五輪も一般イベントのルールを参考に無観客での開催もありうるとの考えを示した。

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2021年6月20日のニュース