松本人志 報ステCM動画取り下げに「もっと戦ってほしいんです」

[ 2021年3月28日 12:15 ]

ダウンタウンの松本人志
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 「ダウンタウン」の松本人志(57)が28日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」のウェブCMが“ジェンダー”の観点などから批判を浴び、取り下げた問題について「クレーム入れられて、はい、辞めます!だと、本当に解決になっていない」と訴えた。

 CMは30秒版と15秒版の2種類。若い女性が「どっかの政治家が“ジェンダー平等”とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」「いい化粧水買っちゃった!消費税は高くなったけど」などと笑って話し、最後に「こいつ報ステみてるな」と字幕が出るもの。公開後、ツイッター上で「こいつって何様?」や「女性蔑視があふれている」と批判が噴出。テレ朝は「。ジェンダーの問題については、議論を超えて実践していく時代にあるという考えをお伝えしようとしたものでした」などと趣旨を説明。その上で「意図をきちんとお伝えすることができませんでした。不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、おわびする」とコメントを出し、CMを削除した。

 この問題について、松本は「“報道ステーションを見ている人はちょっと先が見えてますよ”っていうCMをやりながら、CMが先を見えてなかったっていう、ブーメラン的な目に遭ったということですよね」と指摘。「僕が思うのはそれがクレーム入れられて、はい、辞めます!だと、本当に解決になっていなくて。この文言を加えたら使えないですかね?何とかあのCMを使えるように議論し合わないと。ジェンダーのことでわっと言われたら謝るしかないっていう、この状況が絶対良くない」と訴えた。

 「現に、ジェンダー問題をあまり語りたくないという気になっている。この状況はジェンダーのことでわっと言ってくる人は望んでるんですかね」とも。「もっと戦ってほしいんです。『あい、すみません、やめます!』で終わり。訴えた側も、『はい、やめさせた!』みたいな、そこがゴールじゃないだろうなと思う」と続けた。

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2021年3月28日のニュース