小倉智昭氏「とくダネ!」最終回 22年間で初めて「こんなに明るいスーツ着た」理由

[ 2021年3月26日 09:21 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(73)がメインMCを務めるフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)が26日、最終回を迎えた。

 番組オープニングでは、6時前に同局入りした小倉氏の姿をドキュメントを放送。VTRで、小倉氏は「レインボーブリッジから見た景色がキレイでさ、22年間同じ道を通って、初めて写真撮ったよ。もういっぱいLINEとかメールとかが入ってさ、それ読んだら感傷的になっちゃって。いつも朝とはちょっと違ったよね。22年って長いわ。今日、あらためてそう思った」と特別な朝について語った。

 1999年4月のスタートから22年。この日の放送が5646回を迎えた。スタジオでは小倉氏は「『とくダネ!』の編集能力ってすごいね。5分前にスタジオに入ってきた姿をもう編集してるんです。大したもんだな、そういう人たちに支えられて、ここまで来ました」と感心しきり。3代目の女性MCを務めた女優の菊川怜(43)が横に並んだ。

 小倉氏はこの日、明るい水色のスーツを着て出演。「皆さん、お気づきですか?22年間でこんなに明るいスーツ着たの、初めてです」と思わぬ告白。「やはりダーク系が多かったのは(生放送で)何が起こるかわからなかったので、こんな明るいスーツは着たことはなかったので、初めて着ました。だから、真っ赤な人と一緒にやるなんて考えてなかった」と苦笑。横に立つ真っ赤な衣装がトレードマークの「メイプル超合金」カズレーザー(36)をチクリ。カズも「そういった配慮が足りてなかったです。すみませんでした、申し訳ございません」と平謝りで笑いを誘った。

 2019年9月まで出演していた笠井信輔アナウンサー(57)も出演。「小倉さん、最後、頑張りましょうね」と声をかけると、小倉氏は「笠井に励まされてどうするんだ…」とボヤキ、笑わせた。

 そんな小倉氏は「『とくダネ!』の22年を振り返って、なぜか私がプレゼントすると…プレゼンします」と、かんでしまうハプニング。これまで番組に出演してきたメンバーが集まるスタジオから「緊張してる」とツッコミを受ける場面もあった。

 同番組は従来主流だったVTR主体のワイドショー方式ではなく、スタジオでボードを使ってニュースを解説する方式を導入。政治・スポーツなど扱うジャンルも幅広く、現在各局で制作されている情報番組の礎となった。16年7月には放送回数が4452回に達し「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数最多記録を更新した。

 小倉氏は、膀胱(ぼうこう)がんで膀胱全摘手術のため、18年11月27日から休養。闘病中も電話出演するなどして、19年1月7日にスタジオ復帰を果たしていた。

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