松原耕二キャスター 菅首相長男らの総務省幹部接待問題に「忖度…森友、加計を連想してしまう」

[ 2021年2月14日 13:24 ]

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 TBSの松原耕二キャスターが14日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。菅義偉首相の長男らによる総務省幹部接待問題について言及した。

 総務省は12日の衆院予算委員会で、菅首相の長男らによる接待が報じられた総務省幹部4人が長男側と会食した回数について、現時点の調査で2016年から延べ12回に及んだと説明。昨年12月に集中した直近の会食では、いずれもタクシーチケットと贈答品を受け取ったと明らかにした。首相の長男が勤務する放送事業会社「東北新社」の子会社は、総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受けている。昨年12月は衛星放送の更新時期で、放送行政などを所管する幹部が直前に個別接待を受けていた実態が浮き彫りとなった。

 松原氏は「菅総理は、息子は別人格であると言っているんですが、今政界では誰が見ても総務省に1番影響力を持っているのは菅さん。その息子さんと総務省幹部がこの5年で、少なくとも分かっているだけで12回ご飯食べている。これ総務省の幹部からしたら、息子さんから誘われたら断れない部分があるのかも知れない。これは容易に想像できる。ですからそういう意味で忖度ということがあったとしたら森友、加計を連想してしまう」と指摘。そして、「捜査中、調査中だから説明しないっていうのが繰り返されてきた。今回も政府が調査中だから答えないというのが何度も繰り返されている。これはもう菅総理自らが、自分の身内にもかかわることですから積極的に情報開示しろということを言うべきだと思う」と自身の考えを述べた。

 会食は谷脇康彦総務審議官が19年から3回、吉田真人総務審議官が20年に2回、放送行政を所管する情報流通行政局の秋本芳徳局長が16年から4回、湯本博信官房審議官が19年から3回だった。与党は谷脇、吉田両氏の予算委への出席要求を拒否している。

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2021年2月14日のニュース