渡辺王将vs永瀬王座 第70期王将戦七番勝負第4局対局開始

[ 2021年2月13日 09:06 ]

<第70期王将戦第4局・初日>初手を指す永瀬王座(左は渡辺王将)(撮影・吉田 剛)
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 渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=に永瀬拓矢王座(28)が挑む第70期王将戦7番勝負第4局が13日午前9時、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で始まった。

 防衛で3連覇か、反撃開始か――。挑戦者の永瀬にとってカド番の大一番。しかし、前局までの張りつめた様子とは打って変わり、柔らかな表情が印象的だ。午前8時42分、永瀬の“戦闘服”であるスーツ姿で対局場に現れ、着座すると静かに目を閉じ集中力を高めていた。

 一方の渡辺は、8時46分に入室。“冬将軍”の異名を持ち、2月からは王将、棋王のタイトル保持者として2つの棋戦を同時並行で戦っている。1月の公式戦を6戦全勝と好スタートを切った渡辺だったが、2月に入ると棋王戦第1局、朝日杯準決勝で2連敗。渡辺にとっても黒星を重ねるわけにはいかず、両者にとって“絶対に負けられない戦い”となることは間違いない。

 持ち時間はそれぞれ8時間、第4局は永瀬の先手番。第1日は午前10時30分に午前のおやつ、12時30分から昼食休憩、午後3時に午後のおやつが提供され、6時に「封じ手」が予定されている。

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