古舘伊知郎、女性蔑視発言の森会長に皮肉「森さんのおかげで男女平等の時代になりますから」

[ 2021年2月6日 16:15 ]

フリーアナウンサー古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(66)が5日のニッポン放送「古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」(金曜後10・00)に出演。女性蔑視とも取れる発言で世界中から非難を浴びている東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)について言及した。

 古舘は「ウケると思ったんだろうね、森喜朗さんもね。もうさ“男社会のシーラカンス”。男社会がまだ続いて、女性議員の割合も圧倒的に少なくて。今日も会見で小池都知事が『国会の予算委員会など見ておりますと、どうお感じになりますか。私としては、圧倒的にネズミのようなダークスーツの男性が多すぎる。女性の割合が、一気に五分五分になっていただきたいです』って言ってましたけど」と小池氏の発言を引用。

 「俺は小池さん嫌いだけど、この発言はその通り。女性議員がもっと増えるようにならないと、男女平等っていうまともな状況に至らないし。これ変な意味で言ってるんじゃなくて、女性の方が本来的に強いと思ってるから。女性がもっと進出するのはもう自明の理、今まで男尊女卑という、男側が作った神話の中を生きてたっていうことがあるだけ。森さんは“歩く博物館”で“ミスター男社会の生き残り”な感じがするんだよ」と古舘節をさく裂させた。

 「森さんは実はエポックメイキングの人、今回のことで思ったね。2000年に密室政治で総理になったんだよ。小渕(恵三)さんの後で色々あってね。『密室政治がよくない、これは直接的な選挙ができない!』ってことで。だから、森さんが散々言われて、その後から総裁選になったでしょ。小泉(純一郎)さん以降、ずっとやって、今回の菅政権誕生も、もうやる前から決まっているっていうのは不自然だったけども、一応総裁選をやったじゃないですか。だからあの時、密室政治の極みで評判悪くて、調整型の実力者の森喜朗さんが散々言われて」と振り返った。

 「あそこで時代が進んだんですよ。まだまだ密室政治いっぱいありますよ。だけど一応、総裁選びに関する密室政治は終わりを告げてますからね、エポックメーカーでしょ。今回は国際的にこんなに袋叩きにあってるでしょ。エラいことになってるじゃないですか。もう男社会にとどめを刺して、これから女性議員が増えますよ。もう国際的にこれだけ騒がれたってことは、これで男社会とはおさらば。男女平等、女性の本来的な強さ、強かさがちゃんと真っ当に出てくる時代になりますから。だから森さんはエポックメーカーでしょ、大したもんでしょ!」と痛烈に皮肉った。

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2021年2月6日のニュース