ロンブー淳、聖火ランナー辞退「犬山市に申し訳ない」も「森さんの思考にどうしても同意できなかった」

[ 2021年2月4日 09:20 ]

「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳
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 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(47)は4日、メインコメンテーターを務めるTBS「グッとラック!」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪の聖火リレーのランナーを辞退すると発表した件であらためて説明した。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が2日の自民党本部で行われたスポーツ立国調査会・オリパラ東京大会実施本部の合同役員幹部会に出席し、東京五輪について「我々は必ずやる。やるか、やらないか、ではなくて、どうやってやるのか新しい五輪を考えよう」と呼びかけ。聖火ランナーについて「人気のあるタレントはあまり人が集まらないところを走ったらいいじゃないか。田んぼで走ったらいい」などと発言したことなどについて批判が集まっている件で特集した。

 そのうえで、今回の辞退について聞かれた淳は「僕は怒っているのは『有名人は田んぼを走ればいい』ということよりも僕が思っているのは、『どんなことがあっても必ず東京五輪をやるんだ』というのが僕は理解できなかった」と前置きしたうえで「そういうものに僕が聖火ランナーとして参加するのは辞退したいという思いです」とあらためて説明。「人気タレントが田んぼを走るってことを疑問に思ったんではなくて、五輪をどんな形でもやるって、この立場の方がおっしゃることに同意ができなかったし、だから聖火ランナーというのに、五輪・パラリンピックにもひもづいてくるので、僕は参加できないなというのが事実です」と強調した。

 自身は東京五輪の“延期”を以前から訴えてきた立場でもあり、「何がなんでもやるんだ!と国民を鼓舞して、強引に五輪をやって、誰が幸せになるんだろうと思う。僕は聖火ランナーを、4月5日を抑えていたんですけど、そのスケジュールもバラして(キャンセルして)、これは(走る予定だった愛知県)犬山市のほうにも『僕は辞退させてください』ってことは伝えて、動画を投稿した」と経緯を明かした。

 淳は「僕が一番好きなのが犬山城。国宝・犬山城をいろいろな人に知ってもらえるならってことで、犬山市の方にお願いされて、走ることを決めたんですけど、犬山市の方に本当に申し訳ない。本来なら犬山城を何かしらの形でPRできたのが、僕が走らないことでPRできなくなっちゃうので、心苦しいんですけど、森さんの思考、考え方にはどうしても同意できなかった」とした。

 淳は3日、自身のYouTubeの公式チャンネルで、辞退理由を「(大会組織委員会の)森喜朗会長がインタビューで、東京五輪は新型コロナウイルスがどんな形でも開催するんだという理解不能な発言をされていたが、同意しかねる」などと説明した。

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2021年2月4日のニュース