大島由香里アナ “こういう人だから”と諦めず「こういう発言はおかしいですよ」と正すことが必要

[ 2021年2月4日 22:00 ]

大島由香里アナウンサー
Photo By スポニチ

 元フジテレビでフリーの大島由香里アナウンサー(37)が4日、番組MCを務めるTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)にリモート出演。前日3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言をして撤回した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)に言及した。

 森会長は4日に東京都内で記者会見を開き、冒頭で「きのうのJOC評議員会での発言につきましては、五輪・パラリンピックの精神に反する不適切な表現であったと、このように認識をいたしております。深く反省をしております。発言をいたしました件につきましては撤回をしたい。不愉快な思いをされた皆さまにはお詫びを申し上げたい」と陳謝。「辞任するっていう考えはございません」と辞任は否定した。その後、約20分間に渡って記者と質疑応答した森会長だったが、記者が質問を言い終わらないうちに答え始めたり、女性記者の質問をマスクをしているから聞こえないと主張。何度も“逆ギレ”とも取れる態度を見せた。

 番組でこのニュースを取り上げた際、意見を求められた大島アナは「一周回ってもうなんの悪気もなくこういう発言をすることに対してむしろ潔いんじゃないかぐらいに思ってしまう、この諦めというか」と苦笑い。「本当に思ってるからこそ出ている発言だし、一番問題だなって思うのはこの方がオリンピックのトップに据え置かれて周りが何も言えないということが一番問題かなっていうことと、あとはこういうことを諦めずにちゃんと女性が発言をしなきゃいけないっていうのは思いましたね。こういう発言をしている人に対して諦めて『ああ、もうこういう人だからね』っていうふうになってしまうと何も変わらないと思うので、ちゃんとこういう発言はおかしいですよっていうふうに女性から声をあげていかなきゃいけないんだなっていうのはもう本当に心から思いました」と話していた。

続きを表示

2021年2月4日のニュース