月亭方正「吉本でお笑い以外をやると、何かひずみが出るのかな」 キンコン西野の退社騒動に言及

[ 2021年2月1日 20:14 ]

月亭方正
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 落語家・月亭方正(52)が、1日に放送されたMBSテレビの情報番組「ミント!」(月~金曜後3・49)に出演し、先月30日付で吉本興業とマネジメント契約を終了した、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)について言及した。

 番組内では、キングコングの西野と相方の梶原雄太(40)の2人が「今回のことはネガティブにとらえてほしくない。(事務所の)圧力はない」と発言している映像を流した。これに対して、方正は「円満うんぬんよりも、西野の人生だから、自分で決めたらいいと思う。一番、相談しなければいけないのは、カジ(相方の梶原)やと思うけど」と発言し、退社には理解を示した。

 だが「違和感がある」と言及したのは、西野のSNS上での発言について。西野は先月27日に自身のツイッターに、LINE上でのマネジャーとのやりとりの画像などを投稿。「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました。しっかりしろ!」などと綴り、投稿からわずか3日間で退社となったことを挙げた。

 方正は「僕も色々、記事を読んだときに、『吉本、会社に“ガチ詰め”しました』という一行があった。それはすごく違和感があった」と切り出し、「吉本興業の社員は何で頑張っているかというと、お笑いの会社で、お笑いを頑張ろうとしている子にどうやってスポットが当たるか、で頑張っている人ばかり。それをモチベーションに頑張っている。だから、芸人を“宝物”と思ってくれる人たちや、と思っているから、その守ってくれる人たちに対して“ガチ詰め”しました、はすごく違和感があった。どうするのかな、と思ったら、結局、退社に。まあ、自分で辞めると言い出したんでしょうけど」と率直な思いを口にした。さらに「吉本は芸人を育てたい会社で、お笑い以外のことでやろうとしたときに、どこかひずみが来るのではないか。何かのひずみが」と、西野の多芸ぶりを考えて、今回の事態を推測した。

 番組には、同じ吉本興業所属で、お笑い芸人のたむらけんじ(47)も出演。たむらは「会社ともめていないのなら、円満退社なんじゃないの。ただ、急は、急よね。僕らは契約しているので」と言及。吉本興業との契約について「去年ぐらいから、僕らは(正式な)契約になったんですよ。それまでは一切なく、“吉本興業さんで”だったんやけど、去年からサインするようになった。それをサインしません、とうことはできると思うけど」と、会社の事情を語り、今回の退社騒動については「吉本が怒って、“じゃあ、お前クビ”ではないと思う。西野が合わないから、辞めさせてください。なら、そうしようか、になったと思う。それを円満と言ったら円満」と語りつつも、やはり「西野はちょっと違う人やから。芸人の中でも。やっぱり会社にいてると、自由にできないことも、もちろんある。それは仕方ない」と、お笑い以外での西野の多芸ぶりを挙げていた。

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2021年2月1日のニュース