綾野剛「もう無理かも、俳優」と思った時期があったと告白 「記憶があいまい」な当時、救われたのは…

[ 2021年2月1日 19:33 ]

綾野剛
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 俳優の綾野剛(39)が1月31日に放送されたフジテレビのトーク番組「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。数年前に俳優を続けるのが「無理かも」と考えていた時期があったと明かした。

 自身が出演している映画「ヤクザと家族The Family」が現在公開中であることから、藤井道人監督(34)、主題歌を担当した「King Gnu」の常田大希(28)と3人でのトーク。2020年の正月三が日をともに過ごしたという親友・常田に「剛ちゃんの飯へのこだわりが怖いんですよ」と明かされると、苦笑いで返した。

 そして、「食」へのこだわりを持つようになったきっかけについて話し出し「音楽と食にはやっぱ救われたよね。自分が摩耗してるっていうかヤバかった時に『もう無理かも、俳優』っていうところまで自分の中で結構追い込みがあって。精神のピントが合わなくなってきて。これはもうちょっとまずいなと思った時に食べもの食べてても全然味がしなかったんだけど、ある人があるお店に連れてってくれて、そこでパッと食べたら急にブワッ!って味が入ってきたの。急にお腹すいてきて。『千と千尋の神隠し』で千がさ、おにぎり食べてぼろぼろ泣くシーンあるじゃない?もう、あんな感じで。自分が本当に大事にしなきゃいけなかったものを殺しすぎてたなっていうことに気づいて。食べてたら渇望している体にそれがブワ~ッ!って染みわたってったことがあって。いまだにもちろんファストフードとか丼ものだとかすごい好きなんだけど、でも、まっすぐ料理人が丹精込めて作ったものってこんなに人の心を潤すんだって思った時にとても大事だと思って。そこからは『食』をなめなくなったというか」と一気に話した。

 常田に「それ、何歳の時?」と聞かれると「う~ん…。5、6年前。5、6、7年ぐらい前かな。ぼんやりなんだけど、そのへんは。それぐらい、その時期って記憶があいまいというか。そんなに自分の中で毎日をちゃんとシャッター切って生きてなかったから」と記憶が定かでないとし「みんなでうまいもん食いたいって。そのために仕事しているようなところあるかも」と話していた。

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2021年2月1日のニュース