今田耕司「深イイ話です」 父親失踪・借金3000万円の芸人が明かした母子エピソードに感激

[ 2021年2月1日 22:45 ]

今田耕司
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 タレント、今田耕司(54)が1日放送の日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜後9・00)に出演。お笑いコンビ「きつね」大津広次(31)の親子エピソードに目を細めた。

 大津は2014年にコンビを結成、同局「有吉の壁」のコーナーから誕生したユニット「KOUGU維新」の一員として人気上昇中だ。今回、深い親子関係をひもとく企画「深イイ宅急便」に登場した。

 大津が5歳のころ、父親が経営する建設会社が倒産。「お父さんが失踪することになって。借金3000万円くらいをお母さんが肩代わりする形になって」と振り返った。「お母さん一人になったんですよ。子ども3人で僕は幼い。女手一つで育てなあかんというので、お母さん、その時期1日21時間働いていた」と明かした。

 母は自宅をあけることが多く、食事も一人が多かったそう。「僕はよく風邪をひいていたんですけど、お母さんといられるから。病院に連れて行ってくれて、ご飯も一緒に食べてくれるので、それはうれしかった」と話した。

 母もVTR出演し「きつねのオカンです、コンコン」と笑顔。身を粉にして働き、借金は10年で完済したとし「最後のお金をATMに振り込んでこれで終わりってなった時に、重たい荷物をやっと下ろした気がした」と語った。大津が小学1年のころから、どんなに家計が苦しくても1日100円の小遣いを渡していた。理由について「子供は親を選べないでしょ、親が貧乏だからお前らも貧乏だよという考え方は私はあまり…」と説明した。
 
 母から手紙が寄せられ、大津自ら読み上げる場面も。「今まで以上に努力してたくさんの人を笑わせて下さい。小さい時お母さん大好きって言ってくれたことをずっと忘れないよ」との内容に、感涙した。

 スタジオでVTRを観賞し母子の物語を知った今田や「博多華丸・大吉」の博多大吉(49)は、何度も目を細め感動した様子。今田は「もちろん深イイ話です」とうなずいていた。

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2021年2月1日のニュース