通天閣で豆まき 紅ゆずる「笑顔がもっともっと増えますように」

[ 2021年2月1日 13:53 ]

 「通天閣節分福豆まき」に参加した(左から)松竹新喜劇の桑野藍香、元宝ジェンヌの紅ゆずる、劇団Patchの竹下健人ら
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 浪速の恒例行事「通天閣節分福豆まき」が1日、大阪のシンボルタワー・通天閣(大阪市浪速区)で開催された。4月に、大阪松竹座で開かれる「アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~」に出演の元宝塚歌劇団星組トップスター・紅ゆずる(38)らがシークレットゲストとして登場。「私は大阪出身。通天閣を見て育ちました。豆に願いを込めました。舞台の成功と、大阪の人の笑顔がもっともっと増えますように」と福豆をまいた。

 例年は一般客に福豆をまくが、新型コロナ感染防止のため、豆まきは特別屋外展望台「天望パラダイス」(地上94・5メートル)でのセレモニーのみ。一般客には1階正面玄関前で例年の20%にあたる1000袋の袋入り福豆を手渡し。ゲストと150人のファンはビニール製パーテーションで区切られ、65回目にして初の「福豆配り」となった。

 通天閣観光の高井隆光社長は「昨年は干支の引き継ぎ式も中止に。伝統行事がすべてなくなるのは避けたかった。少しでも明るい新世界になれば。大阪府民、市民の繁栄、幸福も祈願しました」と説明。さらに大阪モデルの「緑色のライトアップ」の1日も早い再点灯を願いながら「来年はぜひ吉村さんと一緒に豆まきしたいですね」と大阪府・吉村洋文知事(45)の参加を心待ちにしていた。

 通天閣では、インバウンド、国内からの観光客の減少で「前年比の10%ほど」と入場者は90%減の100人程度。2月末まで関西地区の2府4県からの来訪者を対象に、通天閣の入場料半額キャンペーンを実施し、地域活性化への一助として期待されている。

 他には、劇団Patch・竹下健人(27)、松竹新喜劇・桑野藍香(29)らが参加した。

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2021年2月1日のニュース