武井咲 21年の誓い「この状況にしっかりと向き合って」3年ぶりドラマ復帰作「黒革の手帖」今夜放送

[ 2021年1月7日 06:00 ]

「黒革の手帖~拐帯行~」で3年ぶりにドラマ復帰し、再び“希代の悪女”原口元子役を演じる武井咲(C)テレビ朝日
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 女優の武井咲(27)が7日に放送されるテレビ朝日「黒革の手帖~拐帯行(かいたいこう)~」(後8・00~)に主演し、3年ぶりにドラマ復帰を果たす。

 日本文学界の巨人・松本清張の代表長編をドラマ化。武井は2017年7月期の連続ドラマ版に続き、“希代の悪女”原口元子を演じる。3年前は松本清張作品初挑戦にして、史上最年少の元子役抜てきとなった。

 メガバンクから横領した1億8000万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の頂点に上り詰めた元子だったが、連ドラ最終回で警察に逮捕された。それから3年の時がたち、刑期を終えた元子は古都・金沢へ。すべてを失った女が再び頂点を目指し、はい上がる。

 今回の原作は1958年に発表された「拐帯行」。「黒地の絵 傑作短編集〔二〕」に収められている。共演は毎熊克哉(33)安達祐実(39)横山めぐみ(51)中村ゆりか(23)仲里依紗(31)高畑淳子(66)高嶋政伸(54)風間杜夫(71)渡部篤郎(52)ら。

 武井は「3年ぶりとなる『黒革の手帖』を、いよいよ皆さんにお届けする日がやってきました。もちろん『自信を持ってお届けできる!』という気持ちではあるのですが、作品って皆さんに受け取っていただいて初めて成立するものでもあるので、私個人としては、やはり不安な思いや怖いなという思いもあって、今はドキドキでいっぱいです」と心境。

 「今回、こうして再び原口元子を演じて、松本清張作品が代々受け継がれている理由や魅力を再確認できましたし、元子って“悪女”なのに、演じていて、こんなにも気持ちがいいものだったんだ、とあらためて感じることができました。幅広い世代の方々が、それぞれの年代でどのようにこの作品を受け取ってくださるのか、その反応をまたお聞かせいただけるのが楽しみです」とし「『黒革の手帖』は、私の人生の大事なポイントで携わらせていただいてきた、とても大切な作品。ドン底まで落ちたはずの元子が、またはい上がってくる様を、楽しんで演じることができました。皆さんも、そんな元子の姿を見て楽しみ、そしてパワーをもらっていただけたら、うれしいです」と呼び掛けた。

 新年が明けたばかりとあり「2021年という新しい年が始まりました。大変な年だった2020年から、まだまだ大きく変わることはないかもしれませんが、この状況にしっかりと向き合って、少しでもポジティブに、そして優しい気持ちを持ちながら日々を過ごしていけたら、と思います」と抱負を語った。

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2021年1月7日のニュース