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斬られ役として活躍、福本清三さん 時代劇の定番“エビ反り”を考案

[ 2021年1月5日 05:30 ]

時代劇の定番“エビ反り”を考案(C)東映太秦映画村
Photo By 提供写真

 映画やテレビの時代劇で斬られ役として活躍し「5万回斬られた男」の異名を持つ俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう、本名橋本清三=はしもと・せいぞう)さんが1日午後5時26分、肺がんのため京都市内の自宅で死去した。77歳。兵庫県出身。葬儀は故人の遺志により、家族葬で執り行われた。

 体を張った斬られっぷりで知られた福本さん。斬られた後に大きくのけ反る“エビ反り”の考案者でもあった。デビュー当時は映画の最盛期で、大部屋俳優だけでも400人もいた時代。「死体」になっても薄目を開けて先輩俳優たちの動きを盗んだ。

 必要以上に目立たず、その中でも個性を出すためにひねり出した策が“エビ反り”。カメラに背を向けた時に斬られ、逆さまになりながら自分の顔を映す。今では定番の時代劇の動きだ。

 個性的な立ち回りを続ける中でたどり着いた境地が「斬られ役は主役に斬られに行ってはいけない」という信念だった。「最初は感情を込めて斬りに行く。その上でやっぱり主役の方が強かったという方が説得力があります」。芝居への理念はキャリアを重ねても変わることはなかった。

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