黒柳徹子“2020年もっとも心を動かされた映像”を語る「黒いマスクに覚悟を読み取った」

[ 2021年1月3日 15:52 ]

女優でタレントの黒柳徹子
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 女優でタレントの黒柳徹子(87)が元日にNHKで放送された特別番組「あたらしいテレビ2021」(後10・00)にVTR出演。昨年もっとも心を動かされた映像コンテンツについて語った。

 テレビの価値を再定義し、テレビのおもしろさを見つめ直す特番で、創世記からテレビに関わり続ける黒柳がインタビューに応じた。“2020年心を動かされた映像コンテンツは何ですか?”という質問に黒柳は「テニスの全米オープンです」と答えた。

 「大坂なおみさんが(試合に)勝たれていて、(コートに)黒いマスクをかけて出てこられた時に、あの方は人種差別のことを表現なさろうとしたのだなと思って。その心意気、覚悟のようなものを読み取って、凄く感動しました。素晴らしい方だと思った。テレビはこういうことのためにあるのだなと思いました」と思いを述べた。

 番組パネリストのテレビ東京プロデューサー佐久間宣行氏(45)は「黒柳さんのコンテンツのチョイスが、なんというか、黒柳さんの志(こころざし)、感覚が鋭敏だなと思いました」とコメント。

 モデルで女優の山之内すず(19)は「2020年は特に悲しいニュースが多かった。差別的な問題、ニュースが多くて、いろいろな面で考えさせられた年だった。(黒柳さんの)“テレビはこういうことのためにある”という発言はその通りだなと思いました」と賛同した。

 司会の近江友里恵アナ(32)が「これまではスポーツ選手が社会的なことや政治的なことを発信する場面をあまり見たことがなかった気がします」と反応すると、パネリストを務めた脚本家の野木亜紀子氏は「おそらく今までも大坂なおみさんが個人的にいろいろ思うことはあったのでしょうけど、口には出さずにスポーツにまい進されてきたのだと思う。今回のいろいろな世界的な動きの中で、有無を言わさぬ意思のようなものは凄いなと思いました。応援したくなりました」と語った。

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2021年1月3日のニュース