木村文乃 光秀の妻役の大河「麒麟がくる」出演終了 本能寺の変へ加速

[ 2021年1月3日 20:45 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」で、光秀の妻・熙子を演じた木村文乃(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で女優の木村文乃(33)が演じる光秀の妻・煕子が3日の放送で最期を迎えた。制作統括の落合将チーフ・プロデューサーは「光秀は煕子を失ったことで、帰る場所をなくしてしまった」と指摘。物語は、クライマックスの本能寺の変に向けて一気に加速度を増す。

 胸の病を患った煕子は、光秀との最後の場面で「私は、麒麟を呼ぶ者が、十兵衛(光秀)さま、あなたであったなら。ずっとそう思っておりました」と胸の内を明かした。麒麟とは平和の象徴。光秀は織田信長(染谷将太)の力のもとで、平和な世の中の実現を目指しているが、妻からは主体的役割を願われた格好だ。

 煕子は「あといくつ戦をしのげば穏やかな世を見られるのでしょうか」と厭戦(えんせん)の思いも吐露しており、光秀の今後の行動にどのような影響を与えるか注目される。

 光秀にとって唯一心から安らげる場所だったのが煕子のいる家庭。落合氏は「木村さんはその雰囲気をよくかもしだしてくれた。煕子のかれんさ、温かさをよく表現してくれた」と感謝の思いを語った。

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2021年1月3日のニュース