漫画家の一峰大二さん死去 84歳 「スペクトルマン」など特撮ヒーロー作品や「怪盗ルパン」シリーズ

[ 2020年12月15日 16:15 ]

 「スペクトルマン」(うしおそうじさん原作)など特撮ヒーロー作品の漫画化や「怪盗ルパン」シリーズなどで知られる漫画家の一峰大二(かずみね・だいじ、本名寺田国治=てらだ・くにはる)さんが11月27日午後8時4分、脳出血、大葉性肺炎のため死去した。84歳。葬儀・告別式は近親者で執り行った。15日、日本漫画家協会の公式サイトで発表された。

 同協会は「一峰大二氏が令和2年11月27日午後8時4分、脳出血、大葉性肺炎のため84歳で逝去されました。氏は当協会発足時からの会員で、多くの事業にご参加、ご協力をいただきました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 1956年、「からくり屋敷の秘密」でデビュー。60~70年代にかけ、「ウルトラマン」など多くの特撮ヒーロー作品のコミカライズを手掛けた。

 他の代表作に「電人アロー」「七色仮面」(川内康範さん原作)、「黒い秘密兵器」(福本和也さん原作)など。2005年、「画業半世紀一峰大二大全集」で第34回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。「月光仮面」などの桑田二郎氏は兄弟子にあたる。

続きを表示

2020年12月15日のニュース