橋下徹氏 GoTo一斉停止「菅さんらしくない」 地方の声紹介「危ない地域と危なくない地域分けるべき」

[ 2020年12月15日 21:05 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が15日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が全国一斉停止されることについて言及した。

 菅義偉首相が11日、「Go To トラベル」の一時停止については「まだそこは考えていません」と発言。しかし14日には一転して、今月28日から来年1月11日まで全国一律で一時停止すると表明した。

 橋下氏は「菅さんらしくないなと思いました。おそらく新聞社の世論調査の数字が、菅さんをはじめ政権内で衝撃的に伝わったと思う。僕は以前から言ってきたように、危険な地域とそうでない地域をしっかり区分けするべき。僕はそういう考えです」とコメント。

 自身が新潟出張した時の話を紹介し、「先週新潟に出張する機会があったが、その時は新潟の新規感染者が3人だった。ある温泉旅館に泊まったのですが、新潟の方は“(メディアで)東京大阪のことばかり報じられていますが、新潟は3人なんです。これで全国一律にGo To トラベル中止になるんですか?”と話していた。新潟のその温泉街はGo To トラベルでかなり稼働率が回復しているんですね」と地元の人々とのやり取りを明かした。

 「“もちろん医療体制が逼迫(ひっぱく)したら営業停止、自粛になるのは当然です。ただ、新潟や周辺の医療施設はまだ逼迫していないのに、東京大阪に引っ張られて、我々も全部影響を受けないといけないのですかねえ”という声を聞いて、感染者数ゼロを目指す方向ではなく、要は医療体制が逼迫しない範囲で経済も動かしていくのが元々の発想であれば、危ない地域と危なくない地域をしっかり分ける。東京大阪名古屋北海道などは当然Go To トラベルを止めないといけないが、そうじゃないところは止めるべきではないと思った」と橋下氏。「菅さんが全国一律で一時停止というのは、菅さんらしくないなと思います」と述べた。

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2020年12月15日のニュース