橋下徹氏「アクセル効果はあるがブレーキが…」GoToトラベルの問題点を指摘

[ 2020年12月15日 21:46 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が15日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)にリモートで生出演。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が全国一斉停止されることについて言及した。

 スタジオ出演した立憲民主党の小川淳也衆院議員が「秋冬の第3波を甘く見たのではないか。専門家の方は11月から停止すべきだと提言していたがそれを無視してきて、ここに来て唐突に全国一斉停止。全部後追いになっている。撤退のルールを定めずにやってしまったツケ、しわ寄せがいろんなところに出てしまっている」と政府を批判。

 橋下氏も「Go Toの仕組みづくりが失敗したんです。(支援策は)アクセルとしては効果があると思っています。しかし、これはみんなが言っているようにブレーキのない車だった。感染症に対する政策は未知のウイルスとの闘いなので、100%完璧な制度をつくってから動かすということはできない。それは僕も行政の権限を持った者として分かるが、Go Toは7月くらいからスタートしているので、ブレーキをつくらないといけなかった。ブレーキを政府が持つのか、地方自治体にブレーキを持たせるのか、ルールが何も決まらずにここまで来てしまった」とコメント。

 「菅さんが一度でも国と地方自治体の協議する場を開いて“Go To トラベルは政府がつくったけれど、知事たちの力を借りないといけない。申し訳ないが、知事たちがブレーキを踏んでほしい。もし、ブレーキを踏むお金が必要ならば、お金の面倒は政府が責任を持つからお願いしますね”というようなことを政府が8月くらいにしていればよかった」と持論を述べた。

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2020年12月15日のニュース