北村義浩教授 体操・内村航平の訴えに理解も「米国や欧州、ロシアは予断を許さない状況」

[ 2020年11月9日 12:07 ]

TBS社屋
Photo By スポニチ

 感染者学の専門家で日本医科大学特任教授の北村義浩氏が9日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大後、五輪競技では国内で初めて海外選手が来日して行われた8日の体操国際競技会で、男子の内村航平(31=リンガーハット)が来年の東京五輪開催に向けて国民に協力を訴えたことについてコメントした。

 北村教授は「どうやったらやれるかという方向に考えを変えてほしいっていうのは、まさにその通りです」とした上で、「日本は今世界的にいえば収まっている方の国なので、そういうふうに頭を切り替えることはできるかも知れませんが、米国や欧州、ロシアは予断を許さない状況なので、世界的な観点でもしっかりと押さえ込むっていうことを考えた上でってことなので、そちらの方面でも国際的な協力をしていかないといけないのかなと思う」と自身の考えを述べた。

 内村は、10月に発表された産業能率大スポーツマネジメント研究所のアンケートの結果、東京五輪について84・8%が「来年の開催も難しいと思う」と回答したことを念頭に「五輪ができないんじゃないかというのが、80%を超えていて残念。できないじゃなくて、どうやったらできるかを皆さんで考えて、そういう方向に考えを変えてもらえれば。これは非常に大変なことであると、承知の上で言っている。国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちじゃないとできない。どうにかできるやり方は必ずある。できないと思わないでほしい」と訴えた。

続きを表示

2020年11月9日のニュース