TBS 「わたナギ」成功は「何気ない、ひと言の深み、温かさ…癒やしの関係」

[ 2020年9月8日 14:40 ]

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 TBSは8日、10月期番組改編説明会をオンラインで行い、今月1日に終了した多部未華子(31)主演の火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」の反響について説明した。

 三島圭太・編成部企画総括は、多部が演じたキャリアウーマン・相原メイを挙げ、「おそらくメイさんのような方が世の中、多いではなかろうかと。女性の働き方、家事分担にテーマを置いた。日々のことに追われた主人公が多くの視聴者に共感されたのかな」と分析。「その中で癒やしの存在が現れて、私の家にも来て欲しいなという共感が、視聴者に届いたのでは」と述べ、大森南朋(48)が演じた家政夫・鴫野ナギサについても評価した。

 そのうえで「出演者の皆様の魅力もあります。原作の力も素晴らしかった」と四ツ原フリコ氏のウェブコミックによる力も指摘。

 大森だけでなく、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹(51)の演技も注目され、「おじキュン」ブームを巻き起こしたともいわれる。これについて、瀬戸口克陽編成局長は「人生経験がある方に癒やしのひと言を言ってもらえる。そういう何気ない、ひと言の深み、温かさは、オジさんならでの、ということだと思います。ただ、われわれがそれでオジさんブームが来ていると思って振る舞うと“やけど”するなと思います」と冷静にみており、「メイさんとナギサさんだったから成立した癒しの関係」と強調した。

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2020年9月8日のニュース