クドカン演出舞台「もうがまんできない」大阪公演も中止 「どなたにもご覧頂けないままに終了するのは…」

[ 2020年4月14日 18:36 ]

宮藤官九郎
Photo By スポニチ

 大人計画は14日、新型コロナウイルスへの感染を公表した脚本家で俳優の宮藤官九郎(49)が演出を手掛ける舞台「もうがまんできない」(大阪・サンケイホールブリーゼ)の大阪公演をすべて中止すると発表した。

 公式サイトで「この度は東京公演の中止、宮藤の療養などご迷惑とご心配をおかけしております」としたうえで「その後も新型コロナウイルス感染拡大は収まらず、上演を検討しておりました大阪公演も、やむを得ず全公演中止を決定いたしました」と大阪公演の中止を報告した。

 「公演を楽しみにお待ち頂いたお客様には、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「出演者とスタッフが1カ月以上真剣に稽古し、あとはお客様をお迎えするばかりのところまで作り上げた作品が、どなたにもご覧頂けないままに終了するのは、本当に残念でなりません。今後は、この作品を何らかの形で皆様にお見せできる方法はないものか、検討していこうと考えております」とコメント。「いつか、皆様が安心して劇場にお越し頂ける時が参りましたら、また最高に面白い作品をご案内させて頂きます」と記した。

 同作は演出を担当する脚本家で俳優の宮藤が新型コロナウイルスに感染したことが3月31日に判明。東京公演は4月2日開幕の予定だったが、7日に東京公演(本多劇場)をすべて中止に。同作には、松尾スズキ(57)、阿部サダヲ(49)、荒川良々(46)、柄本佑(33)、要潤(39)らが出演予定だった。

 宮藤は13日、TBSラジオ「ACTION」(月~金曜後3・30)に寄せたメッセージで、今月7日に退院していたことを公表している。

続きを表示

2020年4月14日のニュース