涙の相葉雅紀 志村さんの思い引き継ぐ「目を閉じれば園長がいる 僕は前を向く」

[ 2020年4月5日 05:30 ]

志村けんさん
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 新型コロナウイルスによる肺炎のため、先月29日に死去したタレント志村けんさん(享年70)がレギュラー出演していた日本テレビ「天才!志村どうぶつ園」の追悼特番が4日夜、放送された。2日に東京・麹町の同局番町スタジオで収録が行われたもので「園長」不在の中、嵐の相葉雅紀(37)ら「ファミリー」たちが志村さんをしのんだ。

 相葉は「志村さんが亡くなられたことは信じられませんし、受け止めることができません。嫌です。悲しすぎます…。志村さんの優しい笑顔が頭から離れません」と番組冒頭で涙ぐみながら声を振り絞った。

 バラエティーの師として志村さんを尊敬。ロケの臨み方を丁寧に教えてくれ、何度も一緒に飲みに行き、優しさと偉大さに触れた。学んだことの一つが「いつもみんなを笑顔に」だった。

 相葉は涙をこらえ「志村さんが、安心してお休みしていただけるよう、今日はみんなを笑顔にできるように頑張りたいと思います」と力強く宣言し、番組をスタートさせた。相葉を含めた出演者は「志村さんの思いに応え、楽しい時間を届けよう」とあえて普段通りの衣装で臨んだ。

 番組はチンパンジーの「パンくん」との交流など、志村さんが動物たちを愛し続けた16年間を紹介。動物からも愛された志村さんのさまざまな映像が放送された。

 番組は今春から17年目に突入。「園長」は空席となるが、タイトルは変わらずに続いていく。相葉は「目を閉じれば園長がいる。だから僕は前を向きます。みんなを笑顔にできるようこれからも頑張っていきます」と志村さんの思いを引き継ぐ決意を語った。

 ▽「天才!志村どうぶつ園」 04年スタートの動物バラエティー。「園長」の志村さんと「飼育係」の相葉雅紀、「秘書」山瀬まみらが出演。志村さんの番組では初めて「子供に見せたい番組」にランクインした。チンパンジーの「パンくん」や捨て犬の「ちび」などとの触れあいが視聴者の心をつかみ、人気番組となった。

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