沢尻被告初公判 傍聴券求め日比谷公園に長蛇の列 一番乗りは男性ファン「ありのまま話して」

[ 2020年1月31日 09:35 ]

沢尻エリカ被告の初公判を傍聴しようと早朝から日比谷公園で列をつくる希望者ら
Photo By スポニチ

 MDMAとLSDを所持したとして麻薬及び向精神薬取締法違反罪で起訴された女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判は、きょう31日午後3時から東京地裁で開かれる。傍聴希望者への整理券配布は午前9時30分から付近の日比谷公園で始まり、長い列がのびた。

 日比谷公園に一番乗りで訪れたのは、東京都港区の30代の男性会社員。沢尻被告の公判が月末に重なり、未消化分の代休を使って午前7時ごろには列の先頭に立った。「まさか一番とは」と驚きの表情。沢尻被告のファンだといい、法廷では「ありのままのことを話して欲しい。そして一日も早く仕事に復帰して欲しい」と望んでいる。

 地裁側は傍聴整理券を普段の地裁前ではなく、日比谷公園で配布。事前に多数の希望者が予想されたため、公式ホームページなどで告知していた。傍聴希望者は沢尻被告と同年代の30代前後の男女が目立ち、祝田門付近で整理番号が入ったピンク色のリストバンドを受け取ると、次々と手に巻き付けた。

 薬物事件で罪に問われた有名人の公判で、傍聴希望者の過去最多は09年10月の女優酒井法子(48)=6615人、330倍。

 傍聴希望者数の過去最多は、オウム真理教の松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=の初公判(96年4月)で1万2292人。倍率は256倍だった。歴代2位が酒井。薬物事件の罪に問われた有名人では、元プロ野球選手の清原和博氏(16年5月)が3769人で188倍、歌手ASKA(14年8月)が2646人の126倍で続く。

 沢尻被告は昨年11月16日の逮捕以降、姿を一切見せていない。12月6日の保釈時は、報道陣をかく乱するように複数のワンボックスカーが用意され、車内も黒いカーテンで隠すなど徹底していた。保釈中は医療機関で治療受けたとされる。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月31日のニュース