元阪神・嶋尾康史は「日本一不器用な俳優」 2・4「OFLIFE」で俳優・演出家転身の姿を追う

[ 2020年1月31日 21:40 ]

MBSテレビ「OFLIFE」で舞台の本番前に役者たちを鼓舞する嶋尾康史(中央)
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 MBSテレビ「OFLIFE」(火曜深夜1・59)の2月4日放送は「元阪神タイガース 嶋尾康史 俳優・演出家」がテーマ。元プロ野球・阪神投手の嶋尾泰史(51)が俳優、演出家として奮闘する姿を追う。

 嶋尾は86年ドラフト2位で阪神に入団。主に中継ぎで活躍した。96年に現役引退後、芸能プロダクションに所属して、スポーツキャスターに転身したが一転、俳優の道へ進んだ。

 「野球ができなくなった自分が野球に向き合えなくなり、役者の話をいただいて面白そうだと思った。野球は結果がすぐに出る。だけど、芝居には正解がない。OKテイクがでたから大正解かというとそうでもない」と自問自答する日々を語った。

 脇役ながらも恵まれた体格が放つ存在感について、映画監督の若松節朗氏(70)は「日本一不器用な俳優。これは誉め言葉。不器用って自分で分かっているから、一生懸命努力する」と語り、「ひとつの台詞に対して100回練習してきただろうなということが分かる。これが彼の不器用の強さ。それが画面で惹きつける」と評価する。

 嶋尾は演出家としての顔も持ち「Team337」という劇団ユニットを率いる。1カ月後に公演を控えたある日の稽古場では、重要な役を演じる若手俳優に綿密なダメ出しを与え続けた。阪神で10年、俳優として活躍して23年。2つのキャリアについての共通点を「お客さんありきのところ」であり「タイガースというすごい球団の中で、たくさんのお客さんが入って試合を見てくれた。舞台は劇場に足を運んでくれる人に楽しんでもらえるという点が共通している。そこの芯は同じだと思う」と語る。

 若手を率いる舞台の初日。俳優を奮い立たせる儀式を行う嶋田。1年の真価が問われる舞台は果たしてどうなるのか。

 ナビゲーターは黒田博樹氏(44)、VTRナレーションは女優・手塚理美(58)。

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2020年1月31日のニュース