ナイツ塙 出演朗読劇で泣きそうに…思い出す兄はなわの言葉「売れてからもツライ」

[ 2020年1月6日 19:08 ]

「BOOK ACT 芸人交換日記」の公開ゲネプロを行い、囲み取材に応じた(左から)鈴木おさむ氏、塙宣之、小森隼、森田想
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 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(41)が6日、都内で朗読劇「BOOK ACT 芸人交換日記」の公開ゲネプロを行い、囲み取材に応じた。

 「BOOK ACT」とは放送作家の鈴木おさむ氏(47)とLDHがタッグを組んで作品を生み出していくクリエイターチーム「LDHO」が手がけるプロジェクト。新たな形の朗読劇として本を読みながら演じる。

 同作は結成して10年間売れないお笑いコンビ「イエローハーツ」の田中と甲本の物語。コンビの今後について話し合いを避けてきた2人がある日、全てを言い合う交換日記を始める。芸人同士のリアルな悩みや葛藤が描かれおり、田中役を「GENERATIONS」の小森隼(24)が務め、甲本役は塙をはじめ、お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(33)らが日替わりで演じる。

 劇中の主人公と同じ芸人として共感する部分があるという塙は「グッとくるポイントがある。僕のセリフじゃないけど『売れてもツライ』っていうのをけっこう(芸人)みんなが言う」と告白。続けて、塙よりも先に売れた実兄はなわ(43)から芸人を辞めろと言われたことを振り返り「『売れてから生活が変わってもツライ。お前にそんな思いをさせたくない』って言われたのを思い出す」と感慨深い表情で語った。

 この言葉もあり劇中では自身の思いと重ねることで「泣きそうになる」と本音を漏らした塙。「ま、絶対泣かないんですけど。恥ずかしいんで、意地でもこらえますよ」と話し、笑いを誘った。

 劇中での演技については「最近刑事ドラマに2年くらい出てるけど、ネットで演技がヒドイって叩かれる。でも朗読劇だと読むだけなんで、ギリギリばれない」と言い放って会場は笑いに包まれた。

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2020年1月6日のニュース