スタートから10年目 千原ジュニア「新・ミナミの帝王」シリーズ最新作に「こんなに続くとは感慨深い」

[ 2019年12月24日 05:00 ]

関西テレビ「新・ミナミの帝王」に出演の千原ジュニア(右)と大東駿介
Photo By 提供写真

 千原ジュニア(45)が主演を務める関西テレビドラマ「新・ミナミの帝王」のシリーズ最新作である第18作「バイトテロの誘惑」(来年1月13日後3・20)、第19作「失われた絆」(同18日後3・00)の制作が発表された。

 スタートから10年目を迎えた「新ミナミの帝王」は、週刊漫画ゴラク連載中の漫画「ミナミの帝王」(原作・天王寺大、画・郷力也)を実写化した作品。千原ジュニア演じる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎は、借金はどんな手を使ってでも取り立てることから、貸し倒れ(貸した金を回収できなくなること)にあったことがなく、「ミナミの鬼」と恐れられている。同作は、依頼人が借金せざるを得なくなった問題に切り込んでいく銀次郎を描くヒューマンドラマだ。

 第18作「バイトテロの誘惑」はバイトテロ動画を悪用した恐喝事件がミナミで横行。26年前に起こった未解決事件の実行犯「髑髏(どくろ)の女」の孫を名乗る謎の女の悪質な犯行に憤る銀次郎は、その巧みな手口を逆手に取った反撃に打って出る。第19作「失われた絆」は銀次郎と、波岡一喜(41)演じるかつての弟分・テツとの間に横たわる悲しい確執。過去を悔やみ、人生の再出発を図るテツを大東駿介(33)演じる竜一が応援。銀次郎と激しく衝突する。

 10年目という節目に千原は「最初は一話で終わると思ってましたが、まさかこんなに続くとは感慨深い。バラエティーを入れても1、2を争う長寿番組」としみじみ語った。銀次郎の相棒・竜一役の大東は「当初はジュニアさんとの距離をどう縮められるかと思っていましたが、当たり前のように年に1回お会いできて、互いの近況を報告しあえることに幸せを感じます」とコメントした。

 過去10年、放送された中で一番印象に残った作品を聞かれた千原は「やはり地面師がテーマの作品。撮影している時は、まだあの地面師詐欺事件(18年11月)が報道されてなかった」と、ドラマが現実を先取りしたことに驚いたそうだ。過去にオレオレ詐欺、後妻業など実際の経済事件を題材にしてきたが、今回放送する2つの最新作も、世間を騒がせたバイトテロ事件などを扱い、ドラマを見た人が詐欺の手口を知ることで、思わぬ悲劇に巻き込まれないよう警鐘を鳴らす。

続きを表示

この記事のフォト

2019年12月24日のニュース