「いだてん」最終章突入!星野源演じる平沢和重は“お助けキャラ”第40話スピーチ依頼場面は「演劇的」

[ 2019年10月27日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に出演する星野源(C)NHK
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 俳優の阿部サダヲ(49)が後半の主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は27日、第40話「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が放送され、最終章に突入する。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。

 第40話は、1959年(昭34)。東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えていた田畑(阿部サダヲ)は東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野源)を招き、来るIOC総会で行う最終スピーチを引き受けるよう頼み込む。断る平沢に対し、田畑はすべてを失った敗戦以来、悲願の招致のために全力を尽くしてきた自分の「オリンピック噺」を語って聞かせる。それは戦後の食糧不足の中、浜松で天才・古橋廣之進(北島康介)を見いだすところから始まる…という展開。

 星野が演じるのは、ジャーナリスト・平沢和重。ニューヨーク領事などを歴任後、外務省を退官。NHK解説委員になり、26年間にわたってニュース解説を行う。かつて日本へ向かう氷川丸の船内で嘉納治五郎(役所広司)の最期を看取った人物として、64年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で最終スピーチの大役を任される。妥協を許さない仕事人間だが、分かりやすい語り口とシブい雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”の一面も。

 星野は「第40回以降の1964年東京オリンピック篇では、僕は要所要所に出てきて田畑に頼られて、助言するという役です。平沢さんがやられたことって歴史の中ではすごいことなんですけれど、ドラマの中ではあっさり消化されているので、お助けキャラみたいな感じです。第40回では田畑さんに招致のスピーチを頼まれて口説かれるシーンがあるんですけれど、ほぼ暗い部屋の中でずっとおじさんたちでしゃべっている撮影だったんです。撮影している時の雰囲気がすごく演劇的で、共演者の方々も演劇の人たちばかり。やりながらどんどん変わっていって面白かったので、そこはぜひ見ていただきたいたいです」とアピールしている。

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2019年10月27日のニュース