HKT48、指原卒業後初ツアー完走で成長実感「頑張っていける自信がついた」

[ 2019年10月27日 20:59 ]

 HKT48が27日、福岡市の福岡サンパレスホテル&ホールで、4年半ぶりの九州ツアー「HKT48九州7県ツアー~あの支配人からの、卒業。~」千秋楽公演を開催した。

 グループにとっては、メンバー兼劇場支配人を務めていた指原莉乃(26)が4月に卒業してから初のツアー。7月から地元福岡を中心にした九州各県を回り、あらためて再出発するHKT48の姿をアピールした。オープニングでは、グループの歴史を笑いとともに振り返りつつ、全員で「私たちは、あの支配人から卒業します」と宣言。ファンも復唱する中、「贈る言葉」のイントロが流れ、メンバーとファンで合唱した。

 そんなしんみりムードも、すぐに一変。「桜、みんなで食べた」「ぶっ倒れるまで」「早送りカレンダー」など、HKT48の元気なナンバーで畳み掛けた。指原からの卒業をテーマにした寸劇も、今回で最終回を迎えた。ジョーク満載の脚本だったが、悪役を演じた村重杏奈(21)は終了後に大泣き。田中菜津美(19)から「気持ちは分かるけど、まるで主役かのように泣くな!」と突っ込まれていた。悪の黒幕を演じた研究生の工藤陽香(13)は「毎回ツアーを回れなくても、黒幕はできるんだなって思いました」と、素直すぎる感想を口にして笑わせていた。

 前日には松岡菜摘(23)坂口理子(25)らメンバーが指原と会ったという。自分の家に指原を招くことになった松岡は、「さしこちゃんが家に来るって緊張するよね」と明かした。松岡にお手伝いをお願いされた坂口は「私がなっちゃんの家の掃除機をかけるという…」と苦笑い。松岡が「さしこちゃん、カレーを食べて帰って行ったね…って、全然(指原から)卒業できてないですよね」と、ツアータイトルにかけて笑いを誘った。

 4カ月にわたるツアーを完走し、田中美久(18)は自分たちの成長を実感した。「公式のツイッターで、私たちがリハをしている最初の映像が流れてたんですけど、この時ってすっごく怒られていて…。莉乃ちゃんが卒業してのツアーは初めてだったので不安だったんですけど、こんなにもたくさんの方が応援してくれることを実感して、新しいHKTで頑張って行けるんじゃないかという自信がついたコンサートになったと思いました」。松岡も「たくさんの方に助けられたツアーでした。私たちはまだまだ未熟なので、皆さんにたくさん支えられて、たくさん応援していただいて、たくさん思い出を作りたい」と語った。

 アンコールでは、11月26日に劇場デビュー8周年公演を福岡・西鉄ホールで、前日25日には前夜祭を博多座で開催することが発表された。

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2019年10月27日のニュース