奥田民生　ユーチューバー挑戦も「収入はないです」

奥田民生
Photo By スポニチ

　ミュージシャンの奥田民生(54)が27日放送のフジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）で、ユーチューバーに挑む舞台を公開した。番組ではピアニストの清塚信也(36)が奥田を密着取材。都内に間借りした簡易スタジオでYouTube動画を100本以上制作してきた様子を伝えた。

　奥田は「家庭手的な状況で、DIY的な状況をやってみようと」と、段ボールの一部などで打楽器などを手作り。完成させた曲を8トラックオープンリールのアナログデッキに録音し、すぐにYouTubeで紹介している。

　YouTubeを「スピードが速いというところが凄い」と見ており、従来の音楽界のスタイルについて「CDというのも永遠なわけなくて。当たり前だなと思うわけですよ、無くなっていく(ことが)」と指摘。そのうえでYouTubeに「ついていくしかないていですね」と取り組んだという。

　「甘く見ていたんですよ。割と見てくれたら収入があるんじゃないかと。みんなそうやって、こんなだけユーチューバーってのが世の中にいるんだからと思ったら(収入は)全然ないですね」と苦笑い。「再生回数がすさまじくないと、それで飯が食えないですよね。実際、まぁやってみてわかりましたけど、収入はないです。僕の程度の再生回数では」と明かした。

　「CDは無くなるでしょうね。ゼロになるんじゃないかと、僕は勝手に思ってます」と見ており、ネット上では定額制で音楽が聴き放題の流れについて「確かにタダで(自分の曲も)聴かれるともうからないんで。Tシャツか何か売るしかないんですけど。あとライブですよね。そうやって考えるしかないですね」と将来を見据えた。

　ただ、「お金がどうっていうよりも、やりがいというか、そういうものが続いて欲しいというか」と語り、金銭目当てではなくモチベーションの維持を強調した。

　番組MCのダウンタウンの松本人志（56）については「新幹線で時々会うんですけどね。大した話をするわけでもないんで。普通にお元気そうで、胸の筋肉も相変わらず凄いんで、もし僕が将来少しでも体を鍛えようと思った時は相談したいです」と清塚に伝言を託した。