前田敦子 初のママ役に「もう、そういう年齢なんだ」

[ 2019年8月29日 20:13 ]

映画「葬式の名人」完成披露舞台挨拶に登壇した(右から)樋口尚文監督、前田敦子、高良健吾
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 女優の前田敦子(28)が母親役と関西弁に初挑戦した映画「葬式の名人」の完成披露舞台が29日、都内で行われた。前田と高良健吾(31)、樋口尚文監督(57)が登壇した。

 昨年7月に俳優の勝地涼(33)と結婚し、今年3月に男児出産を発表した前田は、シングルマザーを演じた。小学生の息子を育てながら、大阪府茨木市の簡素な木造アパートで暮らしていたところに、高校時代の同級生の訃報が届く物語。撮影中は妊娠中だったとみられるが、仕事でも母親を演じて「自分はもう、そういう年齢なんだと思いました。子どもって、いいものだなと思いました。撮影中に」と振り返った。

 川端康成の「葬式の名人」「十六歳の日記」などを原案に、高校卒業から10年を経て集まった面々が体験する奇想天外な通夜を描く。前田にとっては初のオール関西ロケとなり、川端の母校、茨木高で撮影。9月20日の全国公開を前に、同市内では今月16日から先行上映されており、8000人以上を動員。28日までの13日間の興業収入も1000万円を超えた。

 前田も「撮ったその場所のみなさんが受け入れてくれたことがすごくうれしかった。それだけですべて救われたな」と感謝しきりだ。

 高良は同級生で同校野球部顧問を演じた。主演に決まった前田が共演者を指名したという。共演は3度目。前田のキャラクターについて「シャーマン、そういう感じ。巫女(みこ)というか…」と話し、作品名に絡めて「脱力の名人というか、リラックスの名人かな。人に威圧感を与えない」と紹介した。

 これに対して前田は、「高良さんは派手な服が似合う名人。私服の時に凄いパンツを履いていて。虎柄のような、雷のような。それ、よく履けるなと思っていたんですが…(センスが分かった)今は、ああいうのが似合うんだなと」と、うなずきながら特異に見えたファッションを明かした。

  

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2019年8月29日のニュース