U18侍“日の丸外し”に賛否続々 三原じゅん子氏「韓国への配慮必要か」高木美保「積極的な友好の態度」

[ 2019年8月29日 19:16 ]

高木美保
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 「第29回WBSC U18(18歳以下)ワールドカップ」(30日開幕、韓国・機張=キジャン)に出場する高校日本代表が、日韓関係の悪化を受け、日の丸のロゴなどが入ったポロシャツを着用せず無地のものに変更して現地入りしたことに、さまざまな意見がテレビやネット上で飛び交っている。

 この措置は、韓国の国民感情に配慮したもので、日本高野連の竹中雅彦事務局長は「刺激するのは得策ではない」と説明していた。

 自民党の三原じゅん子参院議員は28日に自身のツイッターを更新。「これはいかがなものだろう。スポーツの世界で、日の丸を背負って闘う日本代表選手たちに、韓国への配慮とか必要なのでしょうか」と投稿した。

 落語家の立川志らく(55)は29日、コメンテーターを務めるTBSの情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。「スポーツに政治は持ち込んじゃいけないと言ってるのに、高野連が勝手に気を利かせて持ち込んだとしか思えないですよね」と指摘。そして「別にテロやっているような場所に行くわけでも何でもないんで、高校生にとっちゃ全然関係ないわけでね。JAPANを隠し、日の丸を隠す必要は全くない」と述べた。

 女優の高木美保(56)は29日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)で「スポーツでは親善や友好が一番。もちろん、日の丸をつけて行ってほしかったから悔しい。でも、現場に生徒を連れて行く側の立場からしたら、今この状態でどんな危険が及ぶか分からない。予測できない危険に対しては最善のセーフティー策をとるのが、世界に出ていくための常識」とコメント。

 続けて「“日の丸を外したら日本の代表じゃないのか”と言ったらそんなことはない。“こんな時だからこそ正々堂々と戦うんだ”と気合を入れて行った訳で。日の丸を外したことが忖度したと批判されているが、むしろ積極的な、平和的な友好の態度ではないかと思う」と持論を述べてた。

 また、自民党の武田元防衛副大臣が「韓国が強要したのなら非常識で失礼だが、強要されてないのに自ら日の丸を外すのはもっと問題だ」と発言したことについて「政治家がいつも余計なことを言う。政治とスポーツごちゃまぜにしている人がいる」と批判した。

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2019年8月29日のニュース