7度目“池上無双”はさらに独自路線 21日に「参院選ライブ」

[ 2019年7月4日 12:40 ]

ジャーナリストの池上彰氏
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 テレビ東京は4日に行われた定例社長会見で、21日の参議院選挙に合わせ、ジャーナリストの池上彰氏(68)をメーンキャスターに据えた選挙特番「TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ」(後7・50~同11・46)を生放送すると発表した。

 当局と池上氏のタッグで放送される選挙特番はこれまで6度放送され、独自の切り口で“池上無双”と言われて多くの注目を集めてきた。今回も、独自路線をさらに突き進む内容となっているという。

 最新の選挙特番は2017年10月22日に放送した衆議院選挙特番で、平均9・8%、瞬間最高11・6%(後8・00~同10・00)。前回の参議院選挙(2016年7月10日)は同時間帯民放1位(1989年以降のテレビ東京系の選挙特番で最高)となる10・7%(後7・50~同11・48)を獲得する人気ぶりだった(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 小孫茂社長(67)は「いろいろな形で注目していただき、いろんな企画をこれまでも出してきたが、新たな企画、仕掛けを検討中。また何が飛び出すか、他局にも分析されているので、その分析をさらに超えるような、意表を突く企画をやる。参院選挙は何となく総選挙に比べて盛り上がりに欠けると言われますが、歴史を紐解くと歴史的な選挙だったということがある。今回の番組を御覧いただきながら、どういう局面に日本、あるいは世界が位置しているのかと考えていただくような番組にできれば大成功ではないかと思っている」と意気込みつつ、「今回も相当話題になる企画を用意している」と自信を見せた。ネットの同時配信なども検討中で「ネットならではの企画も検討中」とした。

 同特番ヒットの要因を聞かれ、小孫社長は「企画内容と池上さんでしょうね」とキッパリ。「池上さんの政治家の方々への質問の切れ味がおそらく視聴者の皆さんに毎回届いていると思う。池上さんはまた磨きをかけていると思う。池上さんがその時にどうされるのか、いかにもテレビ的、その日の雰囲気、その日の流れの中でズバッと聞く。それはセンスのところだと思う。それが生で見られるところ、まるで公開の記者会見を見ているよう」と称賛した。

 池上氏は「テレビ東京の選挙特番は、常に新しい手法に挑戦してきました。今回も新手法に向けてスタッフと知恵を絞っています。ご期待ください」とコメントを寄せた。

 また、番組プロデューサーである山本充氏は「池上彰さんとテレビ東京がタッグを組んで取り組む選挙特番は今回で7回目となります。『家族で楽しめる選挙特番』のコンセプトのもと、池上さんと製作スタッフが一丸となって知恵を出し続けてきました。回を追うごとに視聴者の皆さんの期待のハードルが上がる中、今回ももっと分かりやすく、もっと政治が身近に感じられるよう、“あっ”と驚く目玉企画を着々と準備中です。『池上&テレ東タッグ、今度はそう来たか!』と思っていただけるような選挙特番にすることを、ここに公約いたします。是非ご期待ください」と期待をあおった。

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2019年7月4日のニュース