NHK会長 チーフプロデューサー逮捕は「大変遺憾。事態の推移見守りたい」

[ 2019年7月4日 16:28 ]

東京・渋谷区のNHK
Photo By スポニチ

 NHKの上田良一会長(70)が4日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、放送総局大型企画開発センター所属の阿部博史チーフ・プロデューサー(41)が路上で無理やり女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に逮捕されたことを受け、コメントした。

 上田会長は今回の逮捕を受けて「職員が逮捕されたことは大変遺憾だと考えております。警察の捜査が続いており、事態の推移を見守りたい。引き続き、捜査には協力してまいりたい」とした。さらに、社内処分に関して、担当者は「事実関係を確認したうえで、適切に対処してまいりたい」と説明した。

 同局は6月17日に報道各社宛のファクス書面で、今年2月23日未明に東京都練馬区内の歩道上で女性に対してわいせつな行為をしたとして、17日に強制わいせつ容疑で逮捕されたことを公表。「職員が逮捕されたことは遺憾です。事実関係を確認するとともに、捜査に協力してまいります」とコメントを発表した。

 阿部容疑者はNHKには2004年に入局。NHKスペシャルのシリーズ「震災ビッグデータ」などを手がけた。17年にスタートし、不定期で放送していたタレントのマツコ・デラックス(46)と元同局の有働由美子アナウンサー(50)がMCを務める「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」では、登場するAI開発チームの責任者として出演していた。

 同番組に登場する人工知能(AI)の名称「AIひろし」は有働アナが阿部容疑者の名前を「ひろふみ」ではなく、「ひろし」と呼び間違えたことをきっかけに、マツコが名付けられたものだった。

続きを表示

2019年7月4日のニュース