来春朝ドラ「エール」ヒロイン、二階堂ふみを選んだ理由 制作統括CPが説明「力強さ、情熱」

[ 2019年6月3日 17:40 ]

NHK連続テレビ小説「エール」ヒロイン発表会見に登壇した主演の窪田正孝(左)とヒロインの二階堂ふみ
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 NHKは3日、来年春にスタートする俳優・窪田正孝(30)主演の連続テレビ小説「エール」のヒロインが女優の二階堂ふみ(24)に決まったと東京・渋谷の同局で発表した。二階堂は朝ドラ初出演。2802人が参加したオーディションで選ばれた。全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られる作曲家の古関裕而(こせき・ゆうじ)さんをモデルにした物語で、二階堂は歌手としても活躍した妻の金子(きんこ)さんを演じる。

 会見に出席した二階堂は「この作品が朝ドラでやるという情報を知った時から、この作品に携われたらいいなと思っていたので、オーディションを受けさせてもらった。(受かったと)昨日聞いて、本当なのかなと思って、ウソなんじゃないかと思って。歩いていて落とし穴とかあったらどうしようかと思っていた」と喜びを表現した。

 二階堂を起用した理由について、土屋勝裕チーフプロデューサーは「金子さんは最後まで自分の夢をあきらめなかった女性。金子をモデルにした音さんを描いていく時に、力強さ、情熱があふれているところだったり、恋多きところを一番演じていただくにふさわしいのは二階堂さんだと思った。オーディションで難しいことをやっていただいたが、そこに音さんがいるかのように感じた。二階堂さんの他にいないと思った」と説明した。

 朝ドラ通算102作目。脚本はNHK「ハゲタカ」、フジテレビ「医龍」「コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」シリーズ、テレビ朝日「アイムホーム」などで知られる林宏司氏が手掛ける。銀行に勤める福島の青年・古山裕一と豊橋に住む女学生・関内音が文通で愛をはぐくみ、電撃結婚。音楽によって強く結ばれ、戦前・戦中・戦後を生き抜き、多くの名曲を生み出した少し気弱な夫と、たくましい妻が織りなす物語を描く。

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2019年6月3日のニュース