前田敦子 じん帯損傷から仕事復帰「いい感じ」 主演映画のフランス公開も発表

[ 2019年6月3日 18:44 ]

映画「旅のおわり世界のはじまり」の完成披露舞台あいさつに臨んだ前田敦子と加瀬亮
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 女優の前田敦子(27)が3日夜、スペースFS汐留(東京都港区)で主演映画「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督、14日公開)の完成披露舞台あいさつに臨んだ。公の場は、5月6日に自宅で膝のじん帯を損傷してから初めて。作品は、今秋にフランスでの公開が決まった。

 前田は足もとが指先しか見えないロングのワンピース姿で出席。司会者から「足は大丈夫ですか」と問われ、患部について「いい感じなんですけど。ご迷惑をおかけしました」と苦笑い。負傷した翌日には別の映画の舞台あいさつを欠席しており、「舞台に立つのはすごい久しぶりで緊張しているんです」と明かした。

 シルクロードを舞台に描く映画は、ウズベキスタンで全編撮影。前田は、舞台で歌う夢を胸に秘めたテレビリポーターを演じる。番組クルー役の加瀬亮(44)らと異国での様々な出会いによって成長していく。標高2443メートルの山頂でシャンソンの名曲「愛の賛歌」をアカペラで歌った前田は、「空気がある場所と、無い場所は違うんだな」と実感。さらに「加瀬さんが(出番もないのに)見に来てくれて…それがプレッシャーで。嫌なお客さんがいました」と照れた。

 加瀬は「ただ、歌を聞いてみたいなと」と説明し、黒沢監督も「加瀬さんと楽しく過ごさせていただけました」と場面の仕上がりを絶賛した。

 「愛の賛歌」のシーンが見せどころになっている縁もあってのフランス公開決定。前田は「歌は私なりに頑張ったつもりなので、一人でも心に響いてくれたら。楽しんで帰ってください」とあいさつ。約1カ月間に渡った現地ロケについて、「この1年間で私自身もいろんなことがあったので、思い入れ深い作品になりました」としみじみと話した。

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